水戸です。

Xで見かけたやりとりから書きはじめた記事を、noteに出しました。

哲学者の斎藤幸平さんが、365日3時45分に起きる投資家の田中渓さんについて「若者は見習うな、もったいない」と書き、田中さん本人が「ほんとその通りだと思います」と返していました。そのあと斎藤さんが「田中さんはわれわれ40代のロールモデルです」と続けます。

同じ生き方が、20代には「もったいない」で、40代には「ロールモデル」になる。

ここから、韓国の 갓생(カッセン)という言葉に話をつなぎました。毎日きちんと計画を立て、勤勉に、生産的に生きること。その反動として2024年ごろから 걍생(キャンセン)── まあまあ生きる ── が語られはじめています。

記事の芯は、後半の一行です。

「時間が足りないから効率化するのと、空白が怖いから埋めるのとでは、同じ行動でも行き先が違います。」

これは組織の統制でも同じで、リスクを見て足した規程は減らせるが、不安を見て足した規程は減りません。不安は測れないので、下がったことも確認できないからです。

浮いた時間が生む不安と寄る辺のなさ ── やるべきだから始めた効率化の行き先

編集後記

この記事は、書き上げてから何回か直しました。

最後の締めのところ、最初は言い切って終わっていたのを、「そこに自信はないながらも」という言葉を足して、開いたまま終わらせています。統制を減らせという話をしておいて、自分の生き方については答えを持っていない。そこを閉じてしまうと、嘘になると思いました。

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水戸貴之/note『コンプライアンスの地図』

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