水戸です。
今週(10月18日〜10月23日)、noteで公開した記事を、まとめてご紹介します。
今週は楠木建先生・山口周さんの「知的生産のセンス」を読みながら考えたことが多かったです。
第三者委員会で言われる「原因」というのは論理的には正しいんだけど、本当には正しくないかもしれない、というか、そもそも、それは無理なことに挑んでいるのだということをきちんと言語化できて、実り多い時間でした。
■ 「負けに不思議の負けなし」の本当の意味 ── 論理的に正しいことと、本当に正しいことのあいだ(10/19・月)
報告書の原因分析は、論理としてはきれいにつながっています。それでも、それが本当の原因だとは限らない。野村克也さんの言葉として知られる一節を、出どころの松浦静山の剣術書まで戻って読み、本当に正しい原因へ近づく方法を考えました。
■ 法務受付のツール化 ー 効く打ち手と、効かせるための仕事(10/20・火)
法務への依頼の受付にツールを入れるのは、打ち手の一つにすぎません。問うべきは、その打ち手で合っているのか、打った手を正解にする取り組みまで用意しているのか。社内で議論するための「法務受付の見直しシート」を作って公開し、使い方を紹介しています。
■ 第三者委員会で不正の原因にプレッシャーがあげられることが多いけど、プレッシャーがあっても不正が起きない会社が多数派であり普通(10/21・水)
不正の原因に「業績のプレッシャー」を挙げる報告書は少なくありません。ただ、売上を追うのは会社として当然で、プレッシャーがあっても不正が起きない会社のほうが多い。では、分岐点はどこにあるのか。報告書と経営学の整理を手がかりに考えました。
■ 「説明できた」ことにする再発防止策への向き合い方 ー直観主義的アプローチのすすめ(10/22・木)
原因分析をほどほどにして、打ち手を試しながら早く良い状態に近づく。自分のそういう癖に、小林秀雄の直観主義が名前をくれた、という話から入りました。間違えたらそのときに直す、という再発防止策との付き合い方です。
■ BookSide第14回 ゲスト・金山杏佑子さん ── 「挫折の連続」から、問い続ける人へ(10/23・金)
中央経済社の石井さんとのポッドキャスト『BookSide』、社会保険労務士の金山杏佑子さんをお迎えした後編です。華やかに見えるご経歴の中身と、翻訳の仕事とAIへの指示の似ているところのお話を伺いました。
──編集後記
水曜のプレッシャーの記事は、先週、不正の白書の第1回を見直していたときに、自分で余白に「ここは別稿で掘り下げたい」と書いたところから始まりました。木曜の記事も、月曜の記事を書いたあとにLinkedInへ書いた数行が起点です。1本書くと、次に書きたいことが1つ残る。今週はそれが続いた1週間でした。
記事は、社内共有・部内勉強会での引用も歓迎です。出典だけ添えていただければ、そのままお使いください。